初めまして!アラフォーインストラクターの築山です!
写真は酒飲んだ勢いで家族で撮った写真ですw今回読んだのはこの家族はもちろん、仕事や人間関係全てに使える内容です。是非読んでほしい一冊。
コロナきっかけでYouTuberになりブログを書き始め、そして人生初の読書にはまっております。読書で得た物だったり感想をここで書いていきたいと思います。
何冊か読んでかなりよかったなと思う物は、このGIVE&TAKE!
この一冊はかなり僕の心の奥まで入ってきた内容でした。たぶんこの中に出てくるギバー、マッチャー、テイカー、など意識しながら一生を生きていくだろうと思う。
あらゆる研究データからギバー(惜しみなく与える)、マッチャー(損得のバランスを考える)、テイカー(真っ先に自分の利益優先)に分類されて
それぞれの特徴と割合などをみてビジネス界では誰が一番成功してるのか、そして成功してるのはなぜか?失敗はなぜするのか?自分はどれに当てはまるのか?
全てに性質がありギバー、マッチャー、テイカー、いずれもギブアンドテイクしてますが、その様子が違っててそれぞれに特徴がありその特徴を膨大な研究データを基に書かれた本です。
この3つ性質、ギバー、マッチャー、テイカーでどれが一番成功に近くどれが一番失敗してるのか。まずは3つの性質について解説します。
それぞれの特性
ギバー・・・与える人与えることに惜しみなく与え見返りは一切求めない人。人が「得すること」喜びを感じてる人。ただしあまりに与え過ぎて自己犠牲が多く燃え尽きてしまう。
マッチャー・・・まずは損得を考えもらったら返す。やられたらやり返す。この「バランスシート」が常に頭にある人。ただし損得をかまえすぎて人と距離を縮めれない。
テイカー・・・まずは自分の利益を考える人。自分が得するためであれば与える。まずは「自分が得するためには」が頭に入ってる人。自分の利益を優先しすぎて周囲の人から敬遠される。
3つに分かれてはいますがこの本が言うには、人間の本性は「ギバー」である。
原始時代からコミュニティーを作り、食物を分け合ってたので元々はみな「ギバー」と語ってます。「テイカー」や「マッチャー」はなぜ存在するのか?
それは競争社会が作り出した物。
仕事で一番うまくいく、もしくは出世するのはどの分類でしょう?思い浮かぶのはテイカーかマッチャーか、それともギバーか。最初、僕は正直テイカーが成功すると思いました。
あなたの職場を思い浮かべてもたぶんテイカーかマッチャーが多いんじゃないでしょうか?もちろんギバーもいると思います。
この本は自分自身をどの分類か当てはめたり、誰かを想像すると読みやすいです。
競争社会においてギバーはピンとこないかと思います。もしテイカーに与えればカラカラになるまで吸い尽くされそうですもんね。
しかし、本書にも書いてるように、一番大きく成功してるのはギバーです。
でも、一番生産性(仕事ができてない)が取れてないのもギバーです。
矛盾してるように聞こえますが尽くすやり方を少し変えるだけで、大きく差が生まれるそうです。もう少し掘り下げてみましょう。
ギバーの特徴
人に尽くす事に喜びを感じるギバーは、嫌な仕事をすすんでやり、チーム全体が円滑に動くためにサポートし、上司であればアドバイスもしてくれて、相談なども全て無償で行う。
これだけを聞くと、すごくいい人物に聞こえますし、こういう上司だったらうれしいですよね。しかし、あまり聞いたことのない人物像だと思います。そして、生産性の低いギバーはどういう人物か?
職場を想像してみましょう。ギバーは頼まれたら自分の仕事は後回しにしてでも助けます。結果的に頼まれたことをしすぎて、自分の仕事ができていない。
「いい人」だけど仕事ができてない人。
これがギバーといわれてます。優しくて何でもやってくれる。結果自分の仕事がおろそかになり生産性が低い(仕事ができてない)。他人に時間を使いすぎてる。
いつでも誰にでも計画性もなく与えすぎてしまうと、結果的に疲れてしまい。退職やカウンセリングを受けることが多い。
競争社会にいてると大体の人はマッチャーやテイカーになっていく。一番多いのはマッチャーだそうです。
自己利益を優先してるテイカーがギバーの何倍も生産性が高いです。しかし、最終的に与え方が変わったギバーはそのテイカーの生産性をさらに何倍も高いです。
1番成功していのるはギバーです。与え方を変えることにより、時間の無駄と思える行為。誰にでも与えた事が返ってきて、今度は自分が周りから助けられて自分の仕事を大きくできるようになる。苦労請け負うというより、チーム全体の仕事を円滑にする。
マッチャーは借りを返すし、ギバー同士はより多くを与え合い、テイカーとは協力し合うようになる。これは学業、勉強も同じだと言ってます。
これから何回も言いますが、絶対読んだ方がいいです。心を突き動かす本だと思います。日本人が一番ギバーの性質を持っているとこの本は言ってます。
成功するギバー・失敗するギバー
成功してるギバーはどうしてるのか?ギバーは永遠に与えられるほどエネルギーは無限じゃないです。助けることで前向きになればで回復しますが成果や結果がマイナスになると疲れてしまう。
それでも頑張りすぎてしまい。結果が出ず、燃え尽き症候群になります。
また、テイカーに踏みつけられて終わることもよくあるようです。テイカーは自分の利益を優先するので上司の評価や出世に対しての近道しか見ません。しかし、ギバーはそれでも与えてしまいます。
相手の気持ちを考えすぎて、ギバーは自分のことよりも他者に与えてしまう。
燃え尽きる最大の要因は与えすぎるよりも与えた事で前向きに認めてもらえない。つまりうまく助けられなかったときが一番燃え尽きます。
自分よりも他人がうまくいかないことが一番のダメージ。
燃え尽きないギバーは与えるタイミングや助けるタイミングを決めているようです。他者のタイミングで与え過ぎると疲れてしまい。燃え尽きます。
さっきの「いい人」のように他者のタイミングに合わせて与えてると燃え尽きます。
そして、利己的な考えも少し持つ。自分の利益を考えるとギバーはあまり乗り気にならないので家族や友人のためだったり、自分のチームが得をするとかで考えるとかなり力を発揮するようです。
あとはテイカーを見極める。
見極めるというのがかなり大変。表面上はわからないです。愛想がいい人っていますがそれだけではギバーではないです。無愛想なギバーもいます。愛想のいいテイカーもいます。ではどうすれば?
最後に見極める
テイカーは必ず自分の得を多く取ろうとします。
よく話して、直感的にテイカーと気づいたら(ギバーはそれができるらしい)、最初はギバーでいてテイカーと気づいたらマッチャーに切り替えて付き合う。
半沢直樹がこんな感じ。提案と改善を繰り返して出してもだめだけど諦めず繰り返す。その間でも後輩との付き合いや同僚の付き合いや手伝いを忘れずに行う。
テイカーの気持ちではなく、テイカーの考えてることを考える。他者志向という。
他者志向とは相手の気持ちではなく相手の考えてることを推察すること。テイカーは自分の利益を優先するのでそこを考え協力するように促す。または成果(テイカーの場合周囲の人評価が上がる物とか)が出やすい何かを任せる。
そうして全ての人に与え続けるとマッチャーからはお返しがあり、ギバー同士は与え合い、テイカーは与えることのコントロールをすることで全ての人に与えていき、それが全て大きく返ってくる。
助けができてチームや周りの人たちに成果や結果がよくなるとギバーはさらに力を発揮し、そのギバーの輪が広がればさらに多くの人に与える事ができる。そしてより大きな成果を手に入れる。
元々、人間の本質は「ギバー」です。ギバーの輪が広がればマッチャーもテイカーもギブするようになります。この本は心を突き動かす物だと思います。
もっと書きたいですが続きは是非読んでほしい。かなり推しの本です。他にもファクトフルネスや嫌われる勇気も読みましたが、この3つの本の答えは何かにてました。
切り口は全然違うのに、答えが似るってすごく面白い。この二冊もおすすめ。次回はファクトフルネスか嫌われる勇気を紹介します。
最後までありがとうございました。
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