どうも!アラフォーインストラクターのしげちゃんです!
今回はスポーツクラブのインストラクターとコーチの指導とコミュニケーションについて書いていきます。指導とは書いて字のごとく、指示して導くと書いてます。
インストラクターは見本となって、一緒に音楽に合わせて動いたり、運動の楽しさを教えたりするのが仕事です。
教えるとは言っても、専門的な事は指導しません。一緒に有酸素運動をして、効率よく心拍数を上げて、カロリーを消費することが目的です。
インストラクターとコーチ
僕が思うインストラクターの目的は、健康的な日常を送るため、有酸素運動を教える人です。
ほどよい運動は食事を美味しく感じさせて、運動してない人よりも活発に動けて、元気にしゃべれて楽しい人生を送ってもらう職業だと思ってます。
僕が思うコーチの目的は、音楽に合わせて指導する人ではなく、運動の技術やテクニックを教えるのがコーチだと思います。
コーチは健康と言うよりスポーツを教えるイメージが強い。専門的な知識に必要なトレーニング方法を教える。同じような職業でトレーナーという職業もあります。
インストラクターは多勢に向かって全体的に指導するイメージ、コーチは一人一人に的確なアドバイスをして上達させていく感じ。
もちろんレッスンによって違うと思いますが、音楽に合わせて動くインストラクターは、あまり個別指導をしません。考えてきた振付をすすめることがメイン。
簡単に言うとあまり深く関わらないのがインストラクター。会員さんの名前も言われない限り覚えない。ちょっとした地下アイドル的存在。
コーチは一人一人に寄り添う機会が多いので、名前を聞くことが多い。外面だけじゃなく内面のアドバイスもあったりします。子供の指導は特にあると思う。
人との関わりの深さ
インストラクターはレッスンの運びをメインにしてるので関わりは薄くなりやすい。特定の人と仲良くなる事もありますが、関わりはできるだけ平均的にしてると思います。
インストラクターはより多くの人と浅く広く関わり、コーチは深く狭く関わっていく。どっちにもメリットがあってデメリットもある。
僕は両方してまして、今までは別々に意識してましたが、2つのメリットを生かそうと最近意識し始めたのが、コミュニケーションスキル向上です。
エアロビクスや格闘技プログラム。プールで水泳指導をしています。インストラクターとコーチを両方してます。
認定コースや研修などでよく言われることが、会員の方とアイコンタクト、それと観察。僕はここにコミュニケーションを入れてます。
形だけのコミュニケーションじゃなくて、仲良くなるために友人と取るようなコミュニケーションです。馴れ馴れしいコミュニケーションではないですよw。
特定の人たちではなくて、全員です。できるだけ名前を聞いたら覚え、全員の名前を言うようにしてます。観察は子供の頃の寂しがりの経験で人の顔を見るクセがついてるので、
細かい変化に気づきやすいです。髪型や水着など、変化に気づいたらできるだけ言うようにしてます。当たり前のことですが、大人数になると難しいと思いますが、
全員を友人や仲間と思えば、変化に感じることができます。
僕はインストラクターとコーチ
僕はレッスン自体はそれほど上手にできません。ダンスやってたわけじゃないですし、振付のレパートリーも少ないです。格闘レッスンは振付が決まってるので覚えるだけですし、
エアロビクスなど自分で振付作ってやってる人は、長年やってる人の方が断然にうまいし、ベテランの方は、簡単な動きから難しい動きまで、実にスムーズにレッスンをすすめれます。
僕はまだエアロビクスインストラクターになって、3年ほど。それでもレッスン参加の人数はかなり増えてきてます。集客する力というのはインストラクターの評価の1つです。
振付によって人が集まってるわけではなく、コミュニケーションで人が集まってる気がします。
水泳の仕事は、更にコミュニケーションを取ってます。どんな練習も1つ1つに、なぜするのかを説明して、練習してもらってます。
水泳ができてきて、喜んでる姿を見ると、とてもうれしい。どうやったら理解してくれるだろう?相手に合わせて意見するにはどうすれば良いだろう?と、
いつも考えながら、指導をしてます。自分が完全な指導してると思ってません。一人一人クセも違うし考え方も違います。
僕は水泳指導したことをノートに記録してます。記録すると成長が見えるし、他の練習方法も思いつきます。もっと一人一人に合った練習方法がないか模索中です。
コーチの一人一人に対しての指導と、インストラクターの全体的な指導が、最近かみ合ってきて面白いことになってきてる。
別々にしてたんですが、指導そのものの進め方とか、やり方に根本的な違いはないんじゃないかと気づき、やってみるとめちゃめちゃ楽しいw。
指導って全て同じなんだ。後輩の指導も同じです。株の話やお金の話をするときも同じです。理解してもらうために、わかりやすく伝えるにはどうすれば良いか?
「もの」の伝え方
他人に理解してもらう必要があり、その為に自分が他人を理解する。一人一人に人生があって生きてきた記録がある。
根本的に他人を仲間と思うようにしたら、身体や心の肩の力が抜けた感じがして、少しずつ楽しんで仕事ができるようになってきた。
前はインストラクターというのは、一方的に指導していくのが仕事だと思っていた。ある程度できなくてもしょうがない。とりあえず汗かいてくれ、ごめんなみたいなレッスン。
当時は振付ばかりに気を取られてたので、お客さんを見てる余裕がなかった。だから一人で突っ走ってしまって、集客が悪くなる一方でした。
今は練習も振付もお客さんと一緒に作るようにしてる。このあたりの足の運びはどうですか?とか、コーチしてる時の場合はこの練習はきつい?じゃあこの方法でやってみましょうか?
など、共同で作っていくとすごく協力的になってくれる。もちろん、ある程度のプランは用意してます。意見の聞きすぎも、ある特定の人向けの内容になるので、
プランと自分の考えの軸をはっきりしておかないと、ブレたレッスンになりかねない。軸をしっかり立てて、その軸をお客さんにはっきり見えるようにしてると味方になってくれる。
コミュニケーションで、こんなにも変わるなんて思ってもみませんでした。僕の技術は本当に陳腐な物です。たいした人間でもない。高卒なので頭もそこまでよくありません。
でも、人が好きです。好きな気持ちを全面的に出して仕事をすると、徐々に周りが好きになってくれます。傷つくこともありますが、必ず誰かが救ってくれます。
レッスンするときも、人とコミュニケーション取るとき、何かを教える、伝えるときは友人や仲間と思って接し、相手にどう言えば確実に伝わるだろうか?
全ての人間関係でも言えることだなと思う。担当者の方と交渉の時もそうだし、親友と話すときもそう。初めて話す人の時にも、どうしたら伝わるだろうか考えています。
伝え方を考えながらやってみてください。レッスンのスキルや仕事のレベルではなく、相手を理解すること、そして理解してもらうことが一番だと思います。
今回は、指導について書いてみました。色んな方法やテクニックはありますが、根本はみんな仲間や味方と思った方が、ものすごく気楽に仕事ができます。
仲間だから、何かしてあげようと思うし、友人だからコミュニケーション取ろうと思うはずです。是非試してみてください。
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