消えてしまう職業か!?スポーツクラブが減るとインストラクターの仕事も減る。インストラクターの未来について書きます。

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インストラクターの仕事

どうも!アラフォーインストラクターのしげちゃんです!今回はコロナ禍で最もダメージを受けてるスポーツ業界について書きます!よろしくお願いします!

総合ジムでエアロビクスなどを教えるインストラクターがこのままでは消えてしまうかも知れない。その理由について書いていきます。

僕が働いてる総合ジムのほとんどが現在大変な赤字状況です。上半期中に数字をどうにかしないと総合ジムの店舗数が-30%くらい減りそうです。


総合ジムとはスタジオ・マシンフロア・プール・お風呂・4つの設備がついてるのが基本でプラスαでテニスやゴルフなどの施設ある。

店舗数が多ければ多いほど、施設が大きければ大きいほど経費と人件費がかかる。このことを固定費といいこの固定費をかけない施設のジムが流行し始めてきた。

例えば24時間使えるジムはコンビニジムと呼ばれてる。コンビニジムはマシンフロアとシャワーのみで夜はスタッフもいなくなる。

コンビニジムは会費が安く設定されてる。スタッフのいてる時間を固定することで人件費を抑える。プールやお風呂がないので固定費も抑える。

トレーニングを知ってる人だったら教えてもらう必要がないのでコンビニジムで充分満足できる。

次にパーソナルジム。有名な会社の2ヶ月で○十万円払って痩せるパーソナルジム。マンツーマン指導で行い。徹底的に食事などを管理される。

パーソナルジムは富裕層のお客さんがターゲットなので値段設定が高い。専用の個室でマンツーマンでトレーニングを行う。食事管理も徹底される。

人件費はかかるがプールとお風呂がないので固定費がかからない。金額が高い設定なので充分に人件費を上回る売上だと思う。

総合ジムは4つの設備があるのがお風呂とプールがあるため敷地も広くしないといけない。人もたくさん雇うので人件費と経費を格段に上げる。

とにかく固定費が高い。従業員以外にも人件費がかかる。例えばインストラクターや業者など。

コロナ禍で退会者が激増して全盛期の半分以下にまで会員数が減ってしまう。ほとんどは戻っては来ていない。

緊急事態でほとんどの総合ジムは店を休みにした(休まなかった店もある)。富裕層やトレーニング好きな人は先の2つのジムに流れてしまった。

コロナ禍の不安で運動をやめてしまった人もいると思う。

戻ってきたのはスタジオに入ってる人か家から近い人。それでも全盛期の半分以下の会員数。固定費が高い上に月会費という収入が激減。

この影響が大きすぎて閉館する総合ジムが多くなっている。これからもっと閉館する傾向。せっかくスタジオに入りたくて戻ってきても経営が破綻してしまう。

本当に危ない状況である。国からの補助金なども一切出てない。

インストラクターは総合ジムという働く場所が減ると仕事が無くなる。スタジオのみの経営は少ない。ほとんどが自営で自分のレッスンをしてる人が多い。

ダンスやバレエの先生など。種類が限定したスタジオ。レンタルスタジオは場所を時間で借りて集客してやるのだがこれはファンがたくさんいないと継続できない。

一般的にスポーツジムに通ってる人は全国に3%前後と言われてる。この数字はとても少なくビジネスとしても一般的にも注目されてない数字。

ターゲットとなる人数が少ない。一般の方の認知が低い。

相当なパフォーマンス力やトーク力がないと難しそう。一般の人向けに指導をしようと思っても認知が低いので難しそう。

ジムに行ってるだけでも珍しく見られる。お金払ってまでよくやるねと言われたり。インストラクターの話をしても大体の人がピンとこない。

いまだにピチピチのレオタード着て踊ってるの?やララライ体操のタンクトップのイメージを言われることが多い。ララライ体操が流行ったのは14年前。

レオタードは当時ブラウン管のテレビやってて40年ほど前になる。

色々な運動が出てきて少しずつ運動や筋トレの大切さは伝わってきてるがインストラクターとトレーナーの違いは認知されてない。

有名じゃない仕事なので無くなってもあまり知られることはないだろう。総合ジム全てが無くなるわけじゃないが確実に店舗数は少なくなるだろう。

総合ジムが無くなればインストラクターは職場を失う。個人で集めるにはかなりの努力が必要である。昔はもっと価値の高いものだった。

スタジオという空間でみんな一緒に汗を流す。ある種の特別感と一体感。会員という区切りで一般の人と違いを出し会員限定で入れるスポーツジム。

この特別感を守ろうとしている。だから認知があがらないのかも知れない。

バブル期は富裕層しか入れないくらい料金の高い総合ジムだった。バブルがはじけて一般の方向けに値段を下げていった。

値段を安くすると会員数が増加する。退会者数の一番多い原因が「混雑」。人は好きなときに行って好きなときにトレーニングがしたい。

混雑するとどうしても待ち時間や順番待ちが出てくる。絶対食べたいご飯なら待てばいい。無理なら違う店に行けば済む。トレーニングは同じ事ができるだろうか?

会社は人数を増やしたい。会員さんは空いてる方がいい。入会者が増えたら退会者が増える。この矛盾が生まれるので大ヒットしないのかな?

富裕層はもっと便利で新しい物に意識が行き、トレーニング好きな人はコンビニジムかパーソナルへ行く。それが進むとインストラクターはどうなる?明確な解決がない。

インストラクターは1人で戦うにはあまりにも無力。認知がなければ人は寄ってこない。3%の人たちを奪い合うしかない。力がなければ廃業。

2021年中に解決できなければ確実に総合ジムは減りインストラクターの職場が無くなっていく。昔はそういう職業もあったねーって言われる時代が来るかも知れない。

3%のお客さん向けに仕事をするより97%の人に向けてインストラクターを知らせて行くにはどうしたらいいものかをずっと考えてる。本当に危機的状況だ。


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