どうも!アラフォーインストラクターのしげちゃんです!今回も過去に遡っていきましょう。まだまだ細かく書けばもっと色々ありますが今回は転職したところからスタートでしたね!
過去の思い出を思い出すと当時の気持ちとかを思いだして気持ちにかなり整理が付く気がします。書くのにハマってますwそれでは早速書いていきます!w
あらすじ
小学校時代に両親が離婚。家でほとんど一人で生活することに、一人の生活に慣れすぎて人とコミュニケーションを取ることができない。友達をうまく作れないのでさらに一人の時間が増えていく。
そのまま、中学卒業まで育ってしまい。高校デビュー!序盤はうまいこと行くが、グループからはみ出され傷つき、グループ脱退。新たなグループ作るが自ら解散。
大手スポーツクラブに入社して化け物支配人と出会い。強烈に自分を変えてもらい。インストラクターとして順風満帆だったが、ライバルが社員登用され自分は退職。
しかし環境に甘やかされてきた僕は人間関係の作り方や自分の価値観が絶対に正しいとまで思っていた。そしてある意味モテてたので超ロングな天狗状態。
こんな僕が飲食業界にバイトから始める。花形の仕事から裏方の仕事に一転してまたまた変わっていく内面。ここでかなり精神を鍛えられたと思う。
転職前に
退職後すぐに飲食店にってわけでもないんですwやめるときに僕は学校の先生になる!って言うてやめました。何の根拠もなく、勉強すれば受かるだろうと簡単に考えてましたw
何でもできるぜ俺は!と勘違い君に変貌してた僕は一応説明会みたいなのを聞きに行きます。佛教大学がなんか教育関係で良さそうだったので、無駄に自信満々に聞きに行きますw
そこで、単位とかどれだけ時間がかかるか、全日制の難しさを痛感します。こりゃ無理だと思い挫折します。やらなくて挫折したのは初めてだと思う。やらなくてよかったんだけどねw
前回も書きましたが少しだけ当時の師匠としたって方に誘われてフリーっぽいインストラクターで仕事始めるけどもう燃え尽きてたし、やる気もなかったのでめちゃめちゃ怒られてそして辞めるw
こんな人はやめた方が良いw
飲食店で勤務開始
ここから飲食店に勤務します。まずは守口にあるとも吉(ともよし)という居酒屋から働き始めました。人前がよかったのでホール希望で働き始めました。
店の入り口は地下になってて雰囲気は和風の自動ドアが開くと手前にテーブル席が広がってて、奥に100人は入れそうな座敷が広がってました。店内のは全て和風でスタッフも和服を着てました。
ホールでの服装、女性は着物で男性は小さなエプロンをして商人チックな服装。料理する人は白い帽子に寿司職人のような白い服装。料理人だけでも7.8人は居る大きな店舗でした。
きれいな店作りで大きく広いお店。ここ結構好きだったな。でも超ロングな天狗野郎(僕ねw)は態度が大きく、知ったかをする始末。頭の痛い年上w当時26歳wきもかったと思うw
ちょっと働いたことがあるのでいけると思ったんですけど、注文をあんまり受けたことないのでミス連発wメニューもめっちゃ多くて、伺ったオーダーを料理人に通す(伝える)ところがいっぱいあって
例えばお魚のお造りなどは1番。焼き物は2番。煮方は3番。揚げ物は4番。最後に飲み物(パントリーだったかな?)と洗い場と6箇所に別れてて、最初メニューが多すぎてどれがどれだかわからなかったなw
サラダは1番とかやねんwあとでわかったことですが、早く出すメニューなどは1番とかで分けてたみたいです。ホールも請け負う場所(席数が多いので分別してた)が別れてて潤滑に回るようにしてた。
全部の補佐に回る係もあって(デシャップだったかな?)ホールで1番のリーダーな感じ、その次にパントリー。飲み物作る人ね。1番好きやったなw店長は料理を含め、全種類の仕事ができる人だったな。
性格変だったけど、手の早い人だったな。手が早いってのはこの業界では仕事が早いって事です。そしてこのバイトにはまかないってのがあって少し休憩できてご飯をタダで食べれる特権があったんです。
飲食店のバイトはこれがあるから辞められないwまたここのお店のまかないが超うまいこと!厳しくてもやっていけました。しかし超ロング天狗野郎(僕ねw)は前職でプライドばかり育ててしまい。
うまいことなじめません。仕事のミスも多く、やる気もなんかない。すぐ辞めると思われたみたいです。実際辞めようと思ってた。しかし、このままじゃいけないと強く思った。
この場所では昔どれだけ人気があったインストラクターであろうと全く関係ない。この場所で仕事ができなきゃ相手にされないし、誰も超ロング天狗野郎(僕ねw)のままでは仲良くしてくれない。
1か月位したら血尿がでてきました。メンタル豆腐だったんでしょうwそりゃ打たれたことないんだからこういう事態は本当にきつかったです。前はほっといても誰かがかまってくれました。
インストラクターである自分を捨てる
花形で若いしそれだけでチヤホヤされてたのに、本当の自分は何もない。そこを見るのがどうしても辛かった。しかし、血尿が出て決意しました。
ここでも僕は1番になってやる!と決意しました。やっぱり人気者になりたいし、辞めたいときに辞めるなんて誰でもできる。辞めずに立ち向かう方がかっこいいと思いバリバリ働きます。
当時のインストラクターの思い出も超ロングな鼻も自分でへし折って捨てて新しい自分で働こうと決心しました。吹っ切れるとものすごく力を発揮できます。そして思います。明るく働いてみせる!
元々何でもポジティブにできる人間だったのかもwすごく楽しんでやろうと思ってめちゃ働いたら望み通りお店で1番仲良くしてもらえる1人になりました。
最終的には店長を含め、全員の料理人さんとバイトの人たち全員と仲良くなれた。こうなると仕事できる!って自信が出てきて飲食業界で頑張ってみようと思いました。
あのままあそこに居たらもっと楽しかっただろうなー。僕が変わった人生のポイントなので思い出に深く残ってます。良い人たちだった。元気にしてるかな。
しかし、大きいお店は料理までは触らせてもらえません。料理を覚えてみたくなってきた僕はだんだん他社に目が向くようになります。
スポーツクラブを辞め、人の繋がりが無くなった僕は当時26歳くらいから1人飲みが楽しくなります。居酒屋の料理とかも色々と見たかったのかもしれない。
チェーン店から個人店へ
そして、美味しいと思える調理師に出会います。そこは小さい店でオーナー1人とバイトの子2人で回るくらいのお店でした。1店舗だけだったので料理は全般的にオーナーがやってました。
料理の味はもちろんでしたが見栄えもすごくきれいでそして立体的に盛り付けててこれは「芸術」だと思いました。こんな風に作ってみたいなーって思って見てると
なんとそこではバイトの男の子にも料理を触らせてたのです。この美味しい料理を覚えられて触らせてもらえるなんていいなーと思ってたらそのオーナーから働いてみないか?と口説かれます。
この選択が精神が破滅しかけるところまで行くw働くまではものすごく良いように言ってくれて気分よく口説いてくれて「とも吉」を辞めてこのお店「きらく」で働くことに。
いざお店の中に入って働くと、緊張感がハンパじゃない。オーダーがたくさん通った時の尋常じゃないピリピリ感。勇ましいほどの仕事に挑むあの姿はすごいと思いました。
しかしここでさっき述べたように精神が崩壊しかけます。理由はオーナーが自分の分身を作ろうと僕を全て操ろうとしてた。考え方や感覚などを全て自分の価値観で染めようとしてきたのです。
最初は様子見で2.3日は楽しく働けました。しかし週末の忙しさでその緊張感やピリピリした空間で緊張してしまい。失敗できないオーラに飲まれます。
身体がこわばりお店でこけてしまったりと何かとミスを連発します。そこで怒鳴られる事はありません。お客さんがいてるので、このたまったフラストレーションは閉店後にやってきます。
オーナーはよく「説教」と言ってました。暴力は一切なかったのでそこは大丈夫ですが、こんこんと言葉による説教が続きます。「恐怖」による支配。圧力による自我の抑制。
徐々に自分のキャラに蓋をして、見習いとして入ってきた僕は店が開く前から入店。1人で黙々と働きます。今思えばこういう教え方しか知らない人だったのかも
自分じゃなくなっていく
13:00~働き始めてオープンが17:00~24:00までで地元の居酒屋なので終電の心配はなく自転車で帰れます。まかないも付いてて店が終わってから食べさせていただきました。
13:00~15:00位は自分1人だけだったのでものすごく気楽。15:00から一緒なので地獄の始まりでした。仕事が遅かったら怒られるし、未熟な僕もいけませんが、やる気も出ないときもあります。
ここは相当ストレスがたまる環境でした。自分は出せない。オーナーの気分やさじ加減で仕事の速さを変えなきゃいけない。仕事でミスをすると「説教」が待ってます。
「説教」は閉店後のまかない中に始まります。始まると早く終わっても26:00までかかります。1番長いときは朝5:00までかかります。最初の方は自分も少し意見を言っていたと思いますが
何かを言うとさらに長く時間をかけて同じような意見がずっと続きます。自分の価値観が絶対間違ってないと思ってる人と話しても通じません。相手をねじ伏せ自分の話を永遠と聞かせます。
意見の交換という概念がない人なので、全てのバイトの人たちは自分の意見を言わず黙々と機械のように働くしかありませんでした。
どんなにスムーズに店が終わってもまかないなどで26:00までは居ないといけない。帰りたくても帰れない。言えば帰れたかもですがとても言える感じではない。
いや、たぶん帰れないなw
他人に理解があるひとじゃない。料理人は僕の父もそうですが、少し変なところがあります。自分の価値観は絶対に間違いないと思って頑固で自信があります。
その価値観があるので自分は正解を語っている。と思っていたと思います。わからない人はわかると言うまで帰らせない。これって洗脳ですよねw思い出すとどんどん怖いとこに居たなと思うw
細かい記憶はない。休みはいつだったんだろう?13:00~26:00は絶対に居ないといけないシフトは覚えてる。こんな環境にいつまでも居てられない。1年以内に辞めます。
1年以上は必ず続けると誓っていた僕ですが、思い切り無理と思いました。というか僕が僕でなくなる。自分の価値が評価されない。されるのは思い通りに動いた時だけ
こんなとこにいたら頭おかしくなる。辞めるとは言えないし、思い切って逃げよう!もう嫌だ!!
逃げる!
最後は逃げました。制服と店のガキを置いて、携帯の電源を切って京都の八坂神社の裏の山まで逃げました。電波の届かない場所に逃げたんだと思うw
夕方になってお店が始まればオーナーは動けないのでそこから家に帰ろうと思いました。
バイトの人たちには連絡してました。唯一共感を持てる仲間だったのであのオーナーじゃなかったらもっと仲良くできただろうなw夕方に携帯の電源を入れると恐ろしいほどの不在通知が
ド○モは電源切ってる間に電話があるとあとでメールが来ます。ものすごい量だったのを覚えてます。そして思いました逃げ切ってやろうと!怖くて仕方なかった。
すぐそこに居てそうな感じがして、物音1つでもオーナーが来たんじゃないか?って思うくらい。ビクビクしまくってました。二度と会いたくない人です。トラウマです。
給料もオーナが好きだったキャバクラをオーナーが代わりに払ってるんだからと天引きされてて、いつも少ない給料でした。働いてるけど全くお金がない状態。本当にすごいとこに居たなw
仕事に行くと自分の感情を殺します。オーナーの気持ちの良い働きをするためのメカに変身します。しげメカは完璧じゃないのでミスをします。ミスをするとまかないの時間で
「説教」というオーナー自身でメカの修理を行います。長くて朝5:00かキャバクラではじける。キャバクラに行くとお金はなくなり、給料もろくに支払われない。
代わりに払ってると言うので給料は少ない。
こんな環境なのでお金もないし時間もない。料理はまだ教えてもらえるレベルじゃないので何1つスキルを覚えることなく辞めます。少しだけ教えてもらってたかな?
顔色を見るのは抜群にうまくなったw
逃げ切った末に
辞めようと決心して逃げた八坂神社の裏の山で見た夕焼けを覚えてる。なんか救われた。今でも思うあの時に逃げ切ってよかったとw本当にやめてよかったと思うのはこの「きらく」ぐらい。
そもそも飲み代を立て替えてもらってる時点でおかしいんですけどねw行かない選択をくれよwまかない無しで良いから自由の時間をくれよwそのオーナーは別の場所で店をしてて大繁盛してるw
やはり腕は確かだったwでもそれでも思い出話をしたいとは思わない。トラウマは乗り越えたけど会いたいとは思えない。立場も環境も違うから話す事は可能だと思うがやっぱり嫌ですw
これ書いてるときに思い出すのは嫌な思い出ばかり、ここの思い出がこんなに色々残っていたのがびっくりです。これまでは思い出そうともしてなかった。
色々と長くなったwしかしここを振り返ってよかった。なぜたまに他人に高圧的な態度を取ってしまったり、きついことを言うのだろうかわからなかった。
もしかしたらこれがあったからかも知れない。新しい発見だなと思う。ここがこんなに長くなるとは思わなかった。どんな人にもこういう過去が意外とあるかも知れない。
次回はもう1つ違う飲食店で働く事になります。その次が30歳でインストラクターへ戻るように考えます。長くなったので今回はここまでw1番長くなったかも知れないw
コメント