どうも!フィットネスインストラクターのツキヤマです。コロナきっかけで始めた読書が思ったよりハマってます。娘とのツーショット♡
今回は【LIFE SPAN】という本を読みました。自己啓発やビジネス書ばかり読んでたのですがタイトルに「老いなき世界」というかなり気になるワードがあったので読みました。
最初、ページ数が500弱だったので・・・やめようかなと思いましたが・・頑張って読んで正解でした!読み始めは興味本位だけだったので眠かったですが、途中から運動や老化についてになり、自分がしてる仕事がら興味津々!
そして自分の仕事には間違いはないんだってはっきりした自信が持てました。
どの世代でも気になる老化、この本の著者デビット・A・シンクレアさんは老化を「病気」だと考え、老化そのものの仕組みなどを研究しています。読み終えてから名前を調べたんですが「世界で影響力のある人間100人」に選ばれてるすんごい方で
老化の原因を探るべく、細胞の中にある様々な遺伝子やDNAや分子、タンパク質の働きなどを研究されてる方です。その細胞の働き方の中でいい物(老化を防止する物質など)があれば実験していきます。
酵母細胞→マウス→色んな動物→人間(臨床試験)→新しい薬や治療法など発見していく。
全ての病気の根源は「老化」だといってます。老化が進むから身体が弱り数々の病気になる。膨大な量の病気を一つ一つに対処しきれない。だから老化そのものに手を打てば病気というそのものになりにくくなると考えてます。
(かなりざっくりした説明です。間違いがあるかと思います。すみません)
なぜ老化を追うようになったか
なぜ、デビットさんは老化の原因を探るようになったのか?この本の始めりに自分の祖母と母をなくし、なぜ二人は死んでしまったのだろう。もう死ぬ何年も前に元気をなくし、病気で苦しみなくなった祖母を見て老化や死について考えるようになったそうです。
母も肺がんになったようですがそこから意識が変わり健康的に行きましたが肺が半分なかったので、一般の方より体力がない。とはいえ健康に対して意識が変わり、最後は楽しく過ごして亡くなったそうです。二人の死を目の当たりにして、老化について真っ向から研究するようになったそうです。
老化を調べるようになり、まずは細胞が生まれたところまで遡ります。地球が生まれ、化学反応が起き分子ができ、DNAができ、細胞が生まれた。(めっちゃざっくりです・・・)細胞の生まれた物から調べてそこから今に至る経緯や老化の原因をまずは探ったわけです。ここだけでもすごいけど
序章で、そこからタンパク質の働きを見つけ、老化のさせるものや老化を止める物などを見つけていくんです。専門用語が少し出てきますが読み流して大丈夫です。あとになってもあまり出てきません。覚える用語は何回も出てきます。読んでたら自然と覚えれます。
かなり抜粋してます。本当はめっちゃ書きたい。ものすごく信頼できるデータを基に本書では書いてます。読むと本当に老化はなんとかなると思える。本当に読んでほしい。僕一人じゃ変に伝わるので簡単に。
老化の原因とは
老化の原因は細胞分裂の途中で起きる細胞の異常だと書いてます。例えば皮膚に作られない場所の細胞が肝臓の細胞になったり、心臓の細胞なのに胃袋にできたり、そしてその細胞が死なずにその間違った場所で居続け、周りの細胞に異常を起こす。
一つ一つは小さくてたいしたことないんですが、それが蓄積されて多くなっていけば行くほど、しわになり、たるみになり、結果的に病気を起こすようになる。それが老化を進めていくようになる。本書では、細胞の遺伝情報の異常まで突き止めてます。
遺伝情報の伝達の劣化によって老化するといわれてます。この辺が例え話とかになってて面白かったです。ここもかなりざっくりいってます。間違ってたらすみません。
老化を防止するには
老化防止に効果的なのが、運動と間欠的断食。運動も一番いいのがHIIT(ヒート)トレーニングがいいと言ってます。タバタ式トレーニングのような高強度な運動。間欠的断食は週に2日75%カットの食事にする。もしくはできるだけ3食じゃなく、2食にする。
消化させるというのはかなり内臓に負担をかけてしまい。結果的に老化を進めてしまう。カロリーはできるだけ控えた方がいい。間欠的断食と運動の2つをあわせるのがとてもいい効果が現れると言ってます。
ここはインストラクターであることにかなり自信がついた内容でした。断食と運動は僕もしてます。痩せて、老化防止になって、経済面も得をする。いいことしかないと思えました。
ただ、いきなり全てこなすのは大変なので、できるところからやってみてください。栄養失調は怖い。やってみるとまず感じるのは身体がものすごく軽く感じます。これまでにないくらい。こんなに軽かった?ってくらい。身体が軽いと動きたくてしょうがなくなります。
この間欠的断食と運動はすぐ実践できるので、感じてほしい。老化した細胞を除去もできます。青汁とかに入ってるケールです。
少し戻って、細胞の話に行きます。
大昔の細胞から今に至る細胞を調べていくと僕たち人間と同じような遺伝情報持つ細胞がいます。酵母細胞という物です。単細胞の細胞でこの細胞に効き目があればひとまず人間の細胞にも効果は期待できるんじゃないかって事でここから調べるみたいです。
調べるのは細胞の中の遺伝子などの動きです。顕微鏡で見続けるって事ですよね。すごい。
酵母細胞で老化防止できたら、元気に長生きできたら、次はマウスで試します。ここに行くまでに反対に老化促進させたり、老化させるのは決定的な原因を探し、老化をさせない働きを明確に探すためで、ここは動物好きな方はちょっと嫌な気持ちになるかも。
しかし、この研究でマウスの寿命が大体3年だったのが5年まで延びたという記録を出しました。5年を生きたマウスは運動もしてないのに毛細血管が増え、自然と活動的になり、自分の意思で動くようになり、健康な状態のままで、記録用ランニングマシンが壊れるまで走りつづけたようです。
頭がおかしくなったとかじゃないです。老人のマウスにも与えると若いマウスに負けないくらいの運動量になったと言ってます。
その研究で使われた成分は、NMN(ニコチンアミドモノヌクレチド)とレスベラトロールとメトホルミン。メトホルミンは糖尿病の薬なので処方されてない一般の方は入手できない。
老化防止で役立つとされてるサプリメント
ここでは老化防止についての一般的(今、出回ってる)なサプリメントは一つも出てきません。出てくるのは主に三つ、NMN(ニコチンアミドモノヌクレチド)とレスベラトロールとメトホルミン(薬)。読めば他にも出てきますがこの三点を重視してます。
NMNとレスベラトロールのサプリメントは一般でも買えます。ただし、決してデビットさんは勧めてるわけじゃないです。本書の最後に私は医者じゃないし、老化防止になったかは研究の成果でしか見てない。実例でデビットさんのお父さんが出てきます。
デビットさんのお父さんは準糖尿病と診断されたのでメトホルミンを飲んでます。
サプリメント二つを足して3つ効能のおかげで80歳の今でも、働いてるし(自分の意思で)、遠い海外へ仕事や旅行にいったり、何千㎞も車で移動したり、どんどん活発的に健康的に行動するようになったらしいです。
僕も含めて決しておすすめしてるわけじゃない(医者じゃないしたまたま効いてるだけかもしれない。)が、デビットさんは、何もせずに過ごせばどうなるかわかってるのに何もしないのはどうだろうか?といってます。NMNとレスベラトロールは僕も飲んでますが、実際はどうかわかりません。
しかし、確実に身体は軽いし、行動力もかなり増してます。以前では考えられないくらい。動き回ってます。説明はできませんが、他に説明のしようがないです。是非試してほしい。
NMNは僕が買ってる物と同じ物を用意しましたが値段が少し高いかもしれませんね。安い商品もあるんですが「GMP」という表示がないものは少し気が引けまして。「GMP」とはアメリカ食品医薬品局の定める「優良製造規則」にのっとった商品のことです。
他にもいいやつで安価でいい物を探してる途中です。あったらSNSとかで配信します。
長寿について
デビットさんは本でこう書いてます。寿命はどんどん伸びているが、それは本当にいいのか?病院通いをして薬をもらい。手術して延命して、心臓が止まりそうならペースメーカーをつけ、寝たきりになって人工呼吸器をつけ、心臓が止まりそうになったら電気ショックを与える。
これは自分の意思で生きているというのか?
元気で動ける、健康寿命を延ばす。その一心で研究を重ねている。健康なままで自発的に動ける80歳、今は100年時代と呼ばれてきてる。じゃあ、100歳までは健康に楽しく、自分の身体で自分のしたいことを自発的にしている方が楽しいに決まってる。
ここは激しく共感しました。そして自分の仕事にさらに誇りを持てるようになりました。
今、老後のイメージって悪い感じがします。家族に迷惑をかけてしまうんじゃないかとか、家族に迷惑かけたくないから自分から老人ホームに入る事を考える人もいる。ここは僕も思ってました。未来は変わらずこのまま行くんだろうと思ってましたから
本書にも書いてるマウスによるデータですが、例え話で人間に変えて書きます。
延命治療で寿命が90歳とします。治療に何年も苦しみ、少しずつ体力や気力を奪われて最後は亡くなる。では、さっき上げたように健康管理をしっかりしたとします。最終病気ではなくなる可能性が高いですが、理論上は苦しむ期間は短く1年以内には亡くなるそうです。
命の終着点は同じようなところにあるようだ。と
つまり、健康で活発に動いてるのと病気に冒されてる命の終わる時間は同じ可能性が高いと言ってます。だったら健康がいい。健康のまま元気なままで生きていきたい。人生の終わりは家族も自分も安らかに。迷惑をかけずに。。正直こうなりたいと思いました。
デビット・A・シンクレアさんは、こうも言ってます。
ここ十数年で医学は大きく変わるだろうと、個人の遺伝子がわかれば、個別にどういう病気になりやすいかわかるようになるし、個別に毎日Apple Watchなどで心拍数や、カロリー、血液の情報などが(もうわかる物が出てるらしい)わかれば、いざというときに
病院に着く前に診断が終わってるので、すぐに処置ができるようになる。時計型じゃなく指輪型も出てきてるようです。車のシートにもそういう機能がつき始めるだろうと。そこに自動で緊急連絡できるようになれば発作などで亡くなる命も少なくなる。
その未来は近い将来必ず来る。必ず「老化」に対して考えが変わる。全員長寿を手にできる。
最後に
決して、夢物語を書いてるわけじゃないです。近い将来必ず変化はやってきます。この100年でどれほど変わってきたでしょうか?たった100年で生活は劇的すぎるくらい変わってるはずです。もう100年で考えると考えられないくらい変化してると思います。
今の時代は変化の時代です。どんどん考えなどを変えるときなのかもしれません。
最終的には150歳まで生きるのも夢じゃないようです。本書ではもっと伸びるかもと。ただの寿命ではなく、健康寿命が伸びる。しかし、人口増加とか、社会保障などはどうなるんだとかリアルに考え出すと不安になるかもしれません。
本書ではそういう所も詳しいデータを基に納得のいく説明をしてくれます。
デビット・A・シンクレアさんを検索して写真を見てほしい。御年50歳です。どう見ても30歳にしか見えません。僕はこの本を読んで自分の人生に希望をたくさん持てるようになりました。そして、夢が一つ増えました。自分の孫、ひ孫まで見たい。かなうなら22世紀を迎えてみたいです。
今すぐできることは、運動・間欠的断食・サプリメント。
この三つです。スポーツはとてもいい。でもスポーツだけでなくカロリーもやっぱり取り過ぎない方がいい。食事やカロリーは本当に考えた方がいい。あと、たばこは何があってもやめたほうがいい。絶対に身体を悪くさせます。
僕のおじいちゃんは肺がんで亡くなりました。病気になったら話すたびに咳き込むのはしょっちゅうです。声が出にくいからあんまりしゃべれません。そして聞き取りにくいので何度も聞き直してしまいます。生きているのに外に出れません。自由に身体動かせません。見てる方もかなり辛いです。
僕の知ってる人はそうなってほしくない。できるだけ止めたい。できるなら家族や周りのいる人達のために禁煙してほしい。あっけなくなんか死ねません。苦しんで死にます。周りにそれを見せつけながら、見せたくないならやめるべきです。治療費も馬鹿になりません。
家族はあなたを死なせたくないんです。自分で命を終着地は選べません。勝手に楽になんて死ねません。
これは本当に強く読んでほしいです。最後までありがとうございました。
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